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平成27年度 自主選択特別講座<漆の魅力と文化財修復>

去る10月23日(金)の放課後、本校非常勤講師の荒木光信先生による漆工芸に関する自主選択特別講座が行なわれた。

荒木先生は本校デザイン科を平成4年に卒業、東京藝術大学および同校大学院で漆工芸を専攻し、さらに京都で京蒔絵を学ばれた漆工芸の専門家である。
今年20数年ぶりに福岡に戻られたので4月から教壇に立っていただいている。

【一部】漆の魅力

会場でまず目を引いたのはずらりと並べられた道具やサンプル。初めて見るものばかりで来場者の興味・関心が高まった。
さて、講座は「生物」「国語」「英語」「歴史」などの「科目」別にうるしの特性についての講義からスタート。
本物のウルシノキの原木、漆掻きの説明、塗料および接着剤としての漆の性能の高さ。
「漆」は樹木でありながら唯一漢字に木偏が使われていない事(通常、杉、松、檜など樹木名には木偏が付く。)、漆は英語でjapanとも表記される事、古くは縄文時代から使用され、1998年の長野オリンピックではメダルの一部に漆が使われ好評であったこと。
たくさんの事柄をパワーポイントの画像を見ながら、わかりやすく面白く解説され瞬く間に第一部の70分が終わった。

【二部】文化財修復・作品紹介

第二部は荒木先生も参加した「上野東照宮」の修復の話であった。
まずは「東照宮」についての説明。
歴史が不得意な生徒でもわかるように画像を見ながら江戸時代初期の徳川家の家系を説明しつつ、有名な日光東照宮以外に全国各地に東照宮が存在することを説明され、その後「上野東照宮」の修復の話となった。
修復に携わった者にしか撮影できない貴重な画像は見応えがあり、こちらも瞬く間に60分が経過。

最後に荒木先生自身の作品を画像で紹介し、講座は終了した。


終了後もたくさんの生徒たちが先生を囲み、色々と質問をしているのが印象的であった。
日頃から教育熱心で生徒たちに人気の荒木先生であるが、通常の美術やデザインの授業とはことなる「漆工」としての先生の講義は奥が深く素晴らしかった。

レポート:デザイン科主任 岡元 健



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