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第3回 自主選択特別講座「デザインの現場から」

こんにちは。

10月17日(土)の放課後、午後1時から本年度第3回目の自主選択特別講座が「デザインの現場から」と題して開講されました。
講師は、本校デザイン科のOBで、フォントワークス株式会社のフォントデザイナー藤田重信さんにお越し頂きご講話頂きました。

これよりの記事は、デザイン科の岡元先生にレポートして頂きました。

【岡元先生レポート】
藤田氏は、若い頃、東京で写植用のフォント開発に携わっていた事、時代が写植からデジタルへ移行した時期に福岡に戻りフォント開発を主な事業としているフォントワークスという会社で新しい明朝体を作り出した事などデザインの現場における興味深いお話をたくさん画像や資料を提示されながら話して下さいました。

藤田氏が開発に取り組んだ様々なフォント(書体)は東京で活躍されている多くのグラフィックデザイナーに高い評価を受けており、講話の中でも、戸田ツトム氏や祖父江慎氏など高名なデザイナーとの協同作業の様子などをリアルに語って下さいました。

また、デザインには、ポリシーやこだわりが必要であり、藤田氏のこだわりである「曲線の美しさ」「はね」や「はらい」の「しなやかさ」などについても、スクリーンに大きく写された明朝体をポインターで指し示しながら丁寧に解説して下さいました。

生徒からの質問コーナーでは、漢字のデザインは大変なのでは?という問いに対し、デザイナーは基本となる約200文字をデザインし、残りはチームでの分業で9,800字から15,000字を1年かけてデザインするという日本独自のデザインシステムを説明して下さいました。

会社が休みである日に、わざわざ来校して下さった藤田さん、パソコン操作のお手伝いで同行して下さいましたフォントワークスの上村勝則氏、今回は貴重なお話をお聞かせ頂き本当に有難うございました。

一人あたり23枚にも及ぶレジメともども、これからデザインの世界に飛び込んでいく生徒にとっては、大変、意義のあるものになったと思います。

フォントワークス
http://www.fontworks.co.jp/

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