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梅林保乃さん日本伝統工芸展・西部伝統工芸展へ出展

本校デザイン科を卒業された梅林さんの作品が日本伝統工芸展と西部伝統工芸展に出展されました。とても素晴らしいことですので、ここに紹介します。尚、文は梅林さんの文です。

略歴
1956年 福岡市中央区警固生れ
 警固小学校・警固中学校卒業
 筑陽学園高等学校デザイン科テキスタイルコース卒業
卒業後
 京都(株)吉田工芸染色工房に3年間勤務(京染)
 京都(株)永野に2年間勤務(京友禅の彩色)
福岡に戻り、(株)永野の仕事を受けながら
 日本工芸会正会員釜我敏子氏に(型絵染)を師事。

1986年以来の出品
福岡市美術展 福岡県美術展、西部伝統工芸展、日本伝統工芸染織展
福岡県美術協会 会員
2010年 日本伝統工芸展に二度目の出品で初入選
    日本工芸会 準会員。

現在の仕事
糟屋郡篠栗町の実家 父が営む 花の絵画廊 お休み処“うめばやし”
の母屋に工房を作り作品製作。
着物、帯をはじめ、のれん、タピストリー、テーブルセンター
クッション、ハンカチ、バンダナなど生活に密着したものを
制作しています。

日本伝統工芸展出品作の紹介
 型絵染着物 「飛燕の風」
燕が飛び回る季節は爽やかな心が軽くなる様な“風”と明るい日差しの
“光”を感じます。その様な時に紫のかろやかな風に揺らぐ花を咲かせる
“飛燕草”をモチーフにしました。スピーディでありながら、どこかに
ふわっ!!と燕が飛ぶ姿を“飛燕草”に重ねて表現しました。


制作過程
①花のデッサンを元に型紙のデザインをする。
 (一枚の型紙で着物の縫い合わせのところで柄がピッタリ!合う
 様に作ります。)
②型紙を彫る’彫った後、紗をうるし、又は補強のためカシューを作って張る。
③糊置 白布地を板に張り型紙を糊を使ってくり返し置いていく。
    (糊は柄に合わせて季節の湿度を考え、モチ粉、糖、塩で作る)
④地入れ 大豆の汁(呉汁)を刷毛で引き、糊を布地に定着させる)
⑤彩色 染料をすり込み刷毛で染めていく。
⑥蒸し、水洗い 染料の定着と糊落とし
布が乾いたら
再度染める 線で表現した葉のところに線の染料でボカシ染めをする。
蒸し水洗いをした後、ゆのし(プレスの専門家に依頼)し自分で仕立をする。

高校時代の事
私は、一卵性双生児です。姉妹で筑陽学園に入学し、卒業後も染色の道を
二人で歩いています。もう一人は京都で友禅染の会社に入り、今は夫婦で
独立し友禅の仕事をしています。
当時のテキスタイルコースの担当、新田淑先生のパワフルで多種多様な染織
の御指導でいろいろな経験と制作をさせていただきました。
 双子であっても全く違う個性を出す作品。これは他の学友にもあてはまる
御指導でした。とにかく一生懸命に制作した楽しい思い出ばかりです。
又、当時、デザイン科の校外展が一大イベント!!で、いろいろな授業が
デザイン展を意識し、準備を兼ねていたように思います。それは人にアピール
する事を前提にあったように思います。
 それは、今の私の作品制作においても、常に人を意識し、普段の暮らしの
中でも、たくさんの人々とのかかわり、生活をしている自分のあり方を教えて
いただいたと思います。

将来の希望
日本伝統工芸展には最高の技術と表現をされる作家の方々が
たくさん出品されます。まだまだ未熟な私は、そこに少しでも
近づける様、精進していきたいと思います。
作品のモチーフに私の心を表現し、空気感や思いを作品を見て
下さった人々に何か心に残る思いを持って頂ける様な制作を
していきたいと思います。


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“繊細に大胆に” 写真部員の写真集が出来ました。

卒業式を間近に控えた写真部員の3年生の有志2名が、3年間の作品からピックアップした写真集を制作しました。


一人は部長を勤めた牛原佳穂さん。A5版タテ70ページ、本の名前は『OYIGIN』(原点)。写真を始めたのは高校からで、原点を大事に写真を撮り続けていきたいと語っています。
友人、学校、撮影先での出来事や思いを繊細なタッチで見事に表現しています。

もう一人は松本麗桂子さん。写真部と応援団長も勤めた頑張屋。18センチ正方で40ページ、本の名前は『R’S EYES』。 友人、学校、部活で撮ったものや、アットホームなクラスでの出来事など大胆に実験的に撮った写真もみられます。

本の制作はインターネットを使い、自分で制作したもので、書店に置いてある様な写真集を作ることが高校生でも可能になってきています。

3年間の“生徒達の今”を見事に表現した写真集です。

尚、これらの本は他の生徒や来校者にも見て頂ける様に本校図書館閲覧室に置きます。

以下写真集の数ページを紹介します。

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H22年度 部活動奨学生の卒業報告会がありました。

部活動奨学生が卒業を前に学校への感謝の心を表す卒業報告会が行われました。

まず、校長先生から大変だった3年間の活動への労いと、これから先への励ましの言葉がありました。続いて女子バレー部の永嶋夏海さんが生徒を代表して、「部活動をやってこられたのは学校や先生方、友人、保護者のお蔭です。ありがとうございました。」との感謝の言葉がありました。

最後に野球部の吉田大祐君が記念品、女子バレー部の下河美里さんが花束を贈呈し、報告会が終わりました。
きちんとした挨拶と姿勢、3年間を終え、ほっとした表情が残る報告会でした。

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平成23年度 高校前期入学試験

こんにちわ
1月25日の専願入学試験に引き続き、今日は高校の前期入学試験が行われました。
受験生たちは、朝早くから緊張した面持ちで校門をくぐり、試験教室へ入っていました。

試験開始までの時間は、受験生たちにとって貴重な時間。教科書や参考書を開き、最後の確認をしていました。
午前中は国語、英語、数学の3教科。昼休みをはさんで、普通科(特進S・特進・進学)は社会と理科、デザイン科は実技の試験がありました。

本校の生徒も数多く登校し、受験生の案内や試験場での補助として手伝ってくれました。また、昨日は全校の生徒で校内を大掃除して、受験生が気持よく試験に取り組めるように綺麗にしてくれました。ありがとうございました。

受験生の皆さん、今日は大変お疲れ様でした。

4月の入学式でお会いできることを楽しみにしたいと思います。


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校内点描

こんにちは、寒い日々が続きます。
今朝は学校のグランドにも雪がうっすらと積もりました。
生徒達が整備したトンボの跡が見え隠れするグランドに、冷たい雪が降り注ぎます。
教室移動の生徒達も暖房の効いた教室へと急いでいました。

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小川幸一展 

本校非常勤講師の小川先生が個展を開きます。
2011年1月31日~2月5日まで
東京都中央区銀座4-4-13
Gallerly-58
琉映ビル4F
03-3561-9177

小川先生は本校デザイン科卒業後
多摩美術大学に進まれシルクスクリーン版画と出会う
卒業後シルクスクリーン版画の作家として
また、本校非常勤講師として永い間生徒の指導にあたる
作品は数多くの展覧会で受賞し
海外の美術館等の買い上げや収蔵も多い

久しぶりの東京での個展

在京の卒業生の皆さん是非観に行かれて下さい。

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H22年度 発掘された宝もの(写真) 

こんにちわ。

ホームページ制作係は毎年膨大な量の写真を撮ります。その数1年に10万枚を超えます。
専用のハードディスクに保存していますが、去年のデータの中にサッカー部の練習風景の写真がありました。

前日に雪が降り、それが解けてグランドは泥水状態でした。
照明に照らされたグランドを泥んこになって練習に励むサッカー部員。

1枚1枚の写真が生徒の意気込みが伝わる“宝もの”に見えました。

これからも機会があれば、“宝もの”を発掘してこのブログでお見せしたいと思います。

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平成22年度 中学1年生美術展鑑賞(ゴッホ展)

先週の中学2年生の見学に引き続き、九州国立博物館での初の西洋絵画展「フィンセント・ファン・ゴッホ展」の見学がありました。

没後120年目にあたるゴッホ。様々な職業を経て27歳で画家を志し、独学で美術の勉強をしたことに生徒達は驚いていました。また本物のゴッホの絵を目の前にし、感動が伝わってくる展覧会でした。

会場の配置は、ゴッホがどのように絵の勉強をし、どのような画家から影響を受けたのか、独自の絵がどの様に生まれていったのかなど、生徒たちにも分かり易く展示してありました。

生徒から「なぜ“ひまわり”が無いのですか?」という質問が多かったですが、以前、福岡市美術館で開催された「ゴッホ展」とは又違った感動がある展覧会でした。

展覧会の配布物にゴッホの意外な職歴の記事がありました。
16歳~22歳 画商として働く
23歳     語学が堪能で教師になる
24歳     本屋で働く 聖書に夢中になる
25歳~26歳 見習い伝道師になる
27歳     画家を志す
        絵は独学
死ぬまでの10年間でおよそ1800点もの油絵やデッサンを描く
趣味は浮世絵集め。日本にあこがれる
                 (ゴッホメモより)

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平成22年度 中学ニュージーランド語学研修旅行 説明会

こんにちわ

今日は、2月12日~3月6日まで行われる本校中学3年生ニュージーランド語学研修の説明会が視聴覚ホールで保護者と生徒同席で行われました。

この研修では生徒は各家庭にホームスティをし、生活を共にし語学学校で学習して様々な経験をする行事で、本校中学の英語教育のまとめとして毎年大きな成果を修めています。

教頭からこの研修の目的、意義についての話の後、旅行社からの諸説明がありました。
旅行の携行品やホームスティでの心構え、トラベラーズチェック、NZでの電圧などや、引率者からはパスポートの大事さ、トイレの使い方、英会話の上達の上で大事なことなどと事細かい説明がありました。

この後、保護者対象の質問を受ける時間などがあり、有意義な説明会が終わりました。

体調を整え準備をしっかりしてあと1ヶ月後に迫った研修旅行に備えて下さい。

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1号館第2期工事が順調に進んでいます。

こんにちわ

昨年来、工事中だった1号館の2期工事が進み、この3月に完成します。
そこで、昨年4月からの工事の歩みを追ってみました。

旧1号館の解体工事が始まったのが昨年4月。永い間学校の歴史を歩んできた校舎が解体されていくのは、いささか寂しさも感じました。

7月には平地になった場所で工事の安全を願い地鎮祭。その後、工事は急ピッチで進みました。年末には外観が出来、現在、内装工事が進み、3月には完成します。

第1期工事、第2期工事と続いてきた校舎の建築もいよいよ完成します。
新しい校舎と教室の完成を、生徒たちと共に楽しみにしたいと思います。

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