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平成23年度 第16回筑陽学園文化講演会

平成23年度文化講演会が11月5日、本校図書館1階ギャラリーで行われました。
この文化講演会は地域に開かれた学園を目指す本校が、16年前から各方面の方をお招きし講演をして頂いているものです。

今回のお話しは「命を救う地域の絆」~東日本大震災に学ぶ~というテーマで、
災害ボランティアとして東北へ赴き活動をされた消防士の森田浩章さんの講演でした。
未曾有の被害をもたらした3.11東北大震災後、森田さんは数度に渡り宮城県へ行かれ現地にとどまり、様々な活動をされました。

講演会は、本校周辺の地域の方、保護者、生徒、職員ら50数名に集まっていただきました。まず、参加者全員で“ドラえもん握手”(握りこぶしを作り相手のこぶしと合わせる挨拶)をし、ボランティアの基本である人と人が触れ合うということを実感しました。
お話しや映像から、防災のポイントや防災力の3要素を分かりやすく説明して頂きました。また思わず眼を覆いたくなるような写真もありましたが、「これが実情」として私たちは重く受け止めました。

また、ボランティアの体験を通したお話しもありました。余りにも膨大な瓦礫の山にボランティアとしての限界を感じながらも、現地の方々と触れ合うことの大切さ、これがボランティアの基本ということを身をもって実感したそうです。福岡大学の学生100名のボランティアとも一緒に活動をし、活動を通して、彼らが日に日に変わっていき、素晴らしい働きをする学生と現地の人に溶け合った姿があったったそうです。ただ作業をするだけでなく、現地の人と触れ合い、心の絆を持つことの大切さを力強く語っていました。

来場された方々から講演会の感想を書いてもらいました。抜粋してここに載せて頂きます。

○ボランティアはただ復興の手伝いをするだけでなく現地の人とコミュニュケーションが大事なのですね。
○今日は来て良かったです。自分の中でも一歩成長できたなぁと思いました。
○“ドラえもん握手”楽しかったです。
○報道にない部分を現実と考えるとすごく悲しいです。
○元気あふれる講師に感謝。
○形に見えるものではなく、心と心のつながりが大切だと分かりました。
自分にどんなボランティアだ出来るか。考えていきたいです。
○森田さんの講演は今まで学校で受けた数多い講演の中でも最も心に残りました。
○「頑張れ日本」などよくTVで目にしますが、被災した方からしてみれば、無責任な
言葉だと気付きました。
○「先が見えない」「生きていた方が幸せだったのか?」という言葉は現実的でした。
○ボランティアや募金も気持が大切、心が通じ合わないと意味のないものになる。
○改めて自分に出来ることを考えてみたい。
○生徒全員に聞かせたい話でした。
○この講演を聴くことそのものがボランティアですね。

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