メキシコ及び米国における、豚由来インフルエンザについて
2009年5月1日
保護者各位
メキシコ及び米国における、豚由来インフルエンザについて
陽春の候、保護者の皆様におかれましてはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、昨今の報道にもありますように、メキシコや米国において発生している豚由来インフルエンザについて、
世界保健機構（WHO）が新型インフルエンザに対する警戒水準をフェーズ５にしたことを受け、政府は感染症法に基づく新型インフルエンザに位置づけたと表明しました。
幸い、日本国内で豚由来の新型インフルエンザ罹患疑いの者は発生しているものの、罹患したとの報告はあっておりませんが、福岡県においても発生に備え、『新型インフルエンザ対策行動計画』に基づき、対策を進めているようです。
相談窓口や県からの情報については、下記の通りです。
保護者の皆様におかれましても、政府からの情報を把握し、それに基づいた冷静な対応をお願いいたします。
1．豚インフルエンザについて
＜基本的知識＞
A型インフルエンザによって起こる豚の呼吸器疾患です。豚インフルエンザウイルスは、年間を通じて、豚への感染を引き起こしているが、通常、ヒトには感染しません。米国などでは散発的には豚インフルエンザのヒトへの感染が確認されており、ほとんどのヒトへの感染は、豚への濃厚接触が原因となっています。
米国疾病管理センター（CDC）は、米国で1～2年に1例の発生があると報告していますが、2005年12月から09年2月にかけては、12件のヒト感染事例が報告されています。
なお、日本国内での豚インフルエンザ罹患の事例は、罹患疑いとの事例はありますが、罹患と確定された事例は、現在のところありません。（５月１日、９：00現在）
＜感染した場合の症状＞
発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ様の症状が認められます。
また、鼻水や咽喉の痛み、吐気・嘔吐、下痢などの症状を訴える者もいるようです。
＜感染経路＞
これまで確認されていたヒトへの感染事例のほとんどは、感染した豚への直接接触によるものでした。
現在、ヒトからヒトへの感染が発生しているとするならば、通常のインフルエンザと同様、咳やくしゃみによる飛まつ感染、もしくは直接接触することによる感染と考えられています。
＜予防対策＞
(1)通常のインフルエンザ予防対策と同様、『咳エチケット』を、心がけましょう。
(2)手洗い、うがいに努めましょう。
(3)マスクや非常用食料の準備など、国内での発生に備えた準備を始めましょう。
（福岡県感染症情報より、抜粋）
＜世界保健機関（WHO）の警戒水準（フェーズ）と、国内での対応について＞
世界保健機関（WHO）では、パンデミック（世界的大流行）が起こる前から、パンデミックがピークを迎えるまでの状況に応じて６つのフェーズ（水準）に分類して、それぞれの対応等を規定しています。
詳細については、朝日新聞ホームページに掲載されています。
朝日新聞ホームページより 『警戒フェーズと国内の対応』
http://www.asahi.com/health/pandemicflu/swine0426.html
2．本件についての相談窓口
・福岡県庁 保健衛生課（24時間対応） 電話番号：092-643-3279
・最寄りの保健福祉環境事務所など
3．本件に関する最新の情報について
日々、情報が更新されることが想定されますので、テレビや新聞等で、最新の情報をご確認くださいますよう、お願いします。
また、福岡県においては、福岡県感染症情報のホームページに、最新の情報を随時掲載していくとのことです。
URL（福岡県感染症情報） http://www.fihes.pref.fukuoka.jp/~idsc_fukuoka/
4．出席の取り扱いについて
新型インフルエンザに罹患した場合は、出校停止になります。
【出校停止の期間】治癒するまで
・『かかってしまったかもしれない』と思った場合、まずは最寄りの保健環境事務所に連絡し、係員の指示を仰いでください。
・新型インフルエンザとの診断を受けた場合は、速やかに学級担任までご連絡くださいますよう、お願いいたします。
5．連休中に罹患した場合について
学校（０９２－９２２－７３６１）へ、ご連絡下さい。
西日本警備保障が対応いたします。
学校法人 筑陽学園